会場:鳥屋野総合体育館

受審概況

審査段位 初段〜五段    受審者総数 53名 

合格率  71.6%

初 段 受審者   25名 合格者   24名 不合格者      1名 合格率   96.0%
弐 段 受審者     7名 合格者     6名 不合格者      1名 合格率   85.7%
参 段 受審者     2名 合格者     1名 不合格者      1名 合格率   50.0%
四 段 受審者   12名 合格者     5名 不合格者      7名 合格率   41.6%
五 段 受審者     7名 合格者     2名 不合格者      5名 合格率    28.5%

五段 合格者

金山 勇輝 (28) 新潟市剣道連盟
高野 雅行 (35) 新潟市剣道連盟

四段 合格者

野瀬 大輔 (22) 新潟市剣道連盟
裏田 雄大 (27) 新潟市剣道連盟
角田健太郎 (40) 南魚沼市剣道連盟
木戸 克明 (52) 新潟市剣道連盟
高野 哲也 (50) 新発田市剣道連盟

寸  評】   

 令和3年度、最初の昇段審査会が新潟市鳥屋野総合体育館武道場で開催されました。主管連盟の「審査実施にあたっての新型コロナウイルス感染症拡大予防ガイドライン」に沿い、係員、受審者の協力のもとで初段から五段まで53人の審査を実施しました。受験者の数が少ないこともあり、進行も怠りなく無事終了することができました。

 初段では25名中1人不合格(形審査で)、二段では7名中1人不合格(実技)、三段の受検者は2名中1名合格、四段は12名中(1人形の再審査)5名合格、五段は7名中(1人形の再審査)2名の合格でした。

 実技についてですが、初、二段は切り返しを刃筋を意識して鍛錬し、尚且つ一足一刀のしっかりとした踏み込み足で打ち込みができるように鍛錬し、修得しておきましょう。三段以上の受験者は理合のもと、打突の好機を逸することなく打ち切ることに心がけて欲しい。立会い時、始めの合図で「いち」、「に」の「さん」で打ち合いを繰り返していてはいかがかなものかと思います。「剣の理法の修練」をしましょう。
 形は剣道においての礼法、姿勢(構え)、気あたり、間合、理合、技前、捌き、残心等を修得する大切な鍛錬方法と言われています。低段者も高段者も日頃の稽古に取り入れるようにしていただきたいとおもいます。できる限り初心者及び幼少年のうちから「木刀による剣道基本技稽古法」を取り入れ「日本剣道形」へと移行してはいかがなものでしょうか。学科試験については、事前記載方式でありましたが、概ね理解された解答でした。
 この度は新潟市剣道連盟の先生方のご協力により、怠りなく審査を終了することができました。紙面をお借りしましてお礼を申し上げます。

          審査委員長 遠山正宣