会場:新発田カルチャーセンター

受審概況

審査段位 初段〜五段    受審者総数 84名 

合格率  80.9%

初 段 受審者   22名 合格者   22名 不合格者      0名 合格率 100.0%
弐 段 受審者   19名 合格者   17名 不合格者      2名 合格率   89.4%
参 段 受審者   23名 合格者    17名 不合格者      6名 合格率   73.9%
四 段 受審者     9名 合格者      6名 不合格者      3名 合格率   66.6%
五 段 受審者   11名 合格者      6名 不合格者      5名 合格率   54.5%

▷ 五段 合格者

中沢 祥太 (25) 警察剣道連盟
斎藤 拓哉 (26) 警察剣道連盟
伊藤 祐作 (27) 警察剣道連盟
神保 祥太 (29) 警察剣道連盟
横澤 翔 (29) 警察剣道連盟
阿部 理美 (34) 新潟市剣道連盟
 
▷ 四段合格者
篠原 優人 (20) 上越市剣道連盟
加藤 尚輝  (20)  新発田市剣道連盟
田中 彬登 (21) 白根剣道連盟
捧 洋太 (24) 警察剣道連盟
中野 拓磨 (28) 白根剣道連盟
桑原 悠 (29) 南魚沼市剣道連盟
【寸  評】

 前日からの寒波到来の寒さのなか、新発田カルチャーセンターを会場に本年最後の昇段審査会が開催されました。主管連盟の「審査実施にあたっての新型コロナウイルス感染症拡大予防ガイドライン」に沿い、係員、受審者の協力のもとで初段から五段まで84人の審査を実施しました。受験者の会場への入れかえを行うなどし、安全対策を施しながら、進行も怠りなく無事終了することができました。

 初段では22名全員合格、二段では19名中17名が合格(実技で1名、形で1名不合格)、三段は23名中17名合格(実技4名、形2名不合格)、四段は9名中6名合格(実技3名不合格)5段は11中6名合格(実技4名、形1名不合格)でした。
 実技についてですが、初段は切り返しを刃筋を意識して鍛錬し、尚且つ一足一刀のしっかりとした踏み込み足で打ち込みができていて、基本を修習されていました。二段は基本を修得していただきたいのですが、修練不足かなと思われるところが見受けられました。三段以上の受検者は適正な姿勢、基本に即した打突、充実した気勢、技の熟練度、鍛錬度、勝負の歩合等であります。理合のもと、打突の好機を逸することなく打ち切ることに心がけて欲しいものです。
 毎回のように申し上げておりますが、形は剣道においての礼法、技の熟練度、鍛錬度、姿勢(構え)、気あたり、間合、理合、技前、捌き、残心等を修得する大切な鍛錬方法と言われています。低段者も高段者も日頃の稽古に取り入れるようにしていただきたいとおもいます。特に初心者や幼少年剣士には「木刀による剣道基本技稽古法」を取り入れ、合わせて「日本剣道形」へと移行していただきたいものです。学科試験については、事前記載方式でありましたが、概ね理解された解答でした。

 この度は新発田市剣道連盟の先生方のご協力により、怠りなく審査会を終了することができました。この場をお借りしましてお礼を申し上げます。

         審査委員長 遠山正宣