剣道五段以下を対象とする剣道講習会の開催結果

1 期 日: 令和5年3月5日(日)
2 場 所: 新潟市西区黒埼体育館
3 主 催: (一財)新潟県剣道連盟

4 講 師: 教士八段 吉田 仁先生

年間事業計画の六・七・八段受審者講習会が不都合が生じ、会期が延期に成りました。会場も確保していたこともあり、執行部ではこの機会の活用を検討し、五段以下会員(中学生・高校生を除く)の「学び」の機会を提供すべきと意見がまとまり、本事業を試験的に導入し、18名の参加者を得まして開催されました。
 「今講習は講習者自身の今後の稽古の指針を見つけることを目標」とし、教士八段吉田 仁講師は、実技指導①では「木刀による剣道基本技稽古法」から導入、形は「小太刀から修練させ、大太刀7本を修得したのは昼食をはさんで午後2時過ぎとなりました。

実技指導②においては、・剣道具の着装(正しい結束)・剣道具を着装しての木刀による剣道基本技稽古法を竹刀で実際に打突する稽古、・応用動作として、仕掛け技、応じ技を講師の示範により姿勢、構え、呼吸、足さばき、竹刀の操法等、仔細に教示をうけました。
 さらに、基本稽古として切り返し、約束稽古、打ち込み稽古、掛かり稽古等の有りようを示範され、見取り稽古の重要性についても触れられました。
 講習会の最後は指導稽古、互角稽古で閉講となりました。

耳を欹て、食い入る目つき、講師の示範に反応し近寄り即実修するといった講習者の学びの風景でした。休憩時も教示されたことを反復稽古している姿がありました。
 「学びたい」の講習生と「掴んで欲しい」講師との協和のとれた実のある講習会となりました。終日、熱心にご指導いただきました吉田先生にはこの紙面をお借りしまして厚くお礼を申し上げます。今講習を土台にして、講習者のさらなる上達を祈念申しあげます。
 講習者からアンケートをいただきました。とても有意義だったこと。又、このような講習を是非開講していただきたいこと。剣友ができたこと。少ない人数で受講ができ、講師の先生の示範を近くで見ることができ大変良かったこと。などすべて肯定されていました。ありがとうございました。  
       審査・講習   遠山正宣