会  場:新発田市カルチャーセンター

審査段位:初段〜五段    受審者総数 86名 

審査方法:全日本剣道連盟段位審査規定及び審査細則

合格率  82.5%

初 段 受審者  25名 合格者  25名 合格率 100.0%
弐 段 受審者  30名 合格者  30名 合格率 100.0%
参 段 受審者     12名 合格者     7名 合格率    58.3%
四 段 受審者    8名 合格者     3名 合格率    37.5%
五 段 受審者      11名 合格者     6名 合格率    54.5%

 

▷ 五段合格者

小林 奏太 (24) 新潟市剣道連盟
中村 準輝 (25) 警察剣道連盟
児玉 達昌 (26) 警察剣道連盟
山岸 将也 (29) 糸魚川剣道連盟
髙橋 勇太 (35) 新発田市剣道連盟
増子 勝俊 (42) 阿賀野市剣道連盟

▷ 四段 合格者

上石 幹太 (23) 白根剣道連盟
志田 郁夫 (37) 阿賀野市剣道連盟
近藤 智宏 (44) 阿賀野市剣道連盟

昇段審査会 新発田会場 寸評

   令和5年12月18日

今年初めての降雪に見舞われながら本年最後の昇段審査会を新発田カルチャーセンターにおいて行いました。総受審者数は昨年同様の86名でした。受審者への指導・伝達は実技・日本剣道形ともに合格発表前に行いました。

 三段受審者の切り返しに落胆するほど二段受審者の切り返しが全体的に素晴らしく、本人の努力もさることながら、指導されておられる先生方のご努力に頭の下がる思いでした。誌面を借り心から感謝申し上げたいと思います、ありがとうございます。

剣道を修行する人たちの努力と指導者の剣道に対する正しい見識と努力が一人一人を正しい方向に導いていくものと思います、これを読まれる先生方含めよろしくお願いします。本年最後の寸評ですので審査員についてもお話ししたいと思います。

 審査員は称号・段級位審査規則、同細則に基づいて審査にあたっています。決して受審者をふるいにかけているわけではなく、審査を実力向上のための手段と考えて審査にあたっています。短い時間に多くの迷いや逡巡があり、心の中で葛藤しながら一人一人を丁寧に観て審査しています。初めから落とそうと考えている審査員などいません、その日の受審者全員を合格させてあげたいのが本心だと思います。特に初段から三段までの受審者に対しては「もっとしっかり、正しく教えてあげればいいのに…」と思っています。

なんとか良い所を見つけてあげたい、そこだそこで打て!もっと大きな気合で!と心の中で叫んでいるのです。正面に座っていると何となく威張って見えたり、冷たく見えるものですが、審査員も人間ですから目は冷静でも暖かい心で審査しているのであります。

余談はさておき、今回不合格であった受審者の方々はもう一歩だと思いますのでどうか気を落とさずに引続き稽古に励んで頂きたいと思います。
 また最後になりましたが、素晴らしい会場の設営と審査会の運営にご尽力頂きました新発田市剣道連盟の諸先生方に心より御礼を申し上げまして寸評と致します。

新潟県剣道連盟審査・講習委員長  

    吉田 仁