一般財団法人 新潟県剣道連盟代表理事・会長

2018年  元旦          本間 厚太郎   

新年あけましておめでとうございます。会員の皆様には平素から何かとご協力を賜っており改めて御礼を申し上げます。

 さて年頭に当たって昨年の事業総括を中心に触れてみたいと存じます。まず年間事業計画に基づき諸事業は、関係各位のご努力によって各種会議を始め、講習会、段級審査、大会等適正かつ活発に運営なされたと感謝申し上げます。
 

次に、全国規模大会における各年代層の活躍をご紹介させていただきます。

  • ○ 小学生・・・「全日本都道府県対抗少年剣道優勝大会小学生の部」予選リーグにおいて優勝した岡山に僅差で敗れましたが、一勝一敗と大健闘しました。
  • ○ 中学生・・・前記大会「中学生の部」で見事ベスト8に進出を果たす一方、「全中大会」において燕中学校女子が、二連覇達成を逃がしたものの準優勝、同個人でも佐藤
  • 美空選手が3位に輝きました。

    • ○ 高校生・・・北信越大会を突破して「愛媛国体」に臨んだ男子が堂々の3位。女子も5位とダブル入賞を飾り、大きな得点源となって県に貢献しました。また「インターハイ」では、新潟商業高校男女とも頑張り、女子が8位に進出しました。
    • ○ 成人・・・「愛媛国体」成人男子で強豪福岡県に勝利するなど大健闘でした。また全日本選手権県予選会の激戦を制して本大会に臨んだ坂爪優太選手は、一回戦で惜敗したものの、正攻法の剣風に高い評価を得ていました。
    • ○ 壮年・高齢者・・・「全国ねんりんピック大会」等に生涯剣道を志して参加し、団体・個人とも活躍・奮闘されました。
    • ○ 居合道・・・「全国居合道大会」団体で準優勝、個人五段の部で草間大介選手が優勝するなど久しぶりの快挙を成し遂げました。

    これらの成果は、選手の努力は勿論ありますが、選手の選考から新剣連強化スタッフ等による的確な指導の下、短期間ながら動機・意識づけ等々、大きな成果を及ぼしたと思います。

  • しかし、それ以上に日頃から、各地域や学校で地道に指導されている諸先生方の努力の賜物であります。また、剣道人口増加に向けた取り組みにもご尽力いただき、重ねて御礼を申し上げます。

     剣道を志した幼少期から、剣道に目覚めた学童期、大会や昇段が待ち遠しい成人期を経て、生涯剣道の集大成ともいうべき技と人格を極めつつ、健康維持目的等の壮年・高齢期まで、あらゆる年齢層及び職種によって新剣連が構成されております。したがって、本年も新剣連としては特定事業のみに傾注することなく、厳しくなりつつある財源状況を勘案して、各年齢層・地域等に応じた諸対策を推進しなければならないと思っております。皆様方のご理解とご協力をお願いいたします。
    結びに、今年も会員皆様にとって良い年でありますようご祈念申し上げ、ご挨拶といたします。