- 会場:新潟市鳥屋野総合体育館
受審概況
審査段位 初段〜参段 受審者総数 132名
合格率 94.6%
初 段 | 受審者 63名 | 合格者 59名 | 不合格者 4名 | 合格率 93.6% |
弐 段 | 受審者 64名 | 合格者 61名 | 不合格者 3名 | 合格率 95.3% |
参 段 | 受審者 5名 | 合格者 5名 | 不合格者 0名 | 合格率 100.0% |
昇段審査の実施結果及び寸評(新 潟)
令和3年10月10日(日)、新潟市鳥屋野総合体育館で開催されました。主管連盟の「審査実施にあたっての新型コロナウイルス感染症拡大予防ガイドライン」に沿い、係員や受審者の協力のもとで初段から三段まで132名(形の審査1名)審査を実施しました。この季節にしては場内30度前後の高気温でした。受審者においては各段ごとに場内入替えを行い、進行も怠りなく無事終了することができました。 初段では63名中4名不合格(実技)、二段では64名中3名不合格(実技)、三段の受検者は5名で全員合格でした。 実技についてですが、毎回のように指摘していますが、初・二段は切り返しを刃筋を意識して鍛錬し、尚且つ一足一刀のしっかりとした踏み込み足で打ち込みができるように修練して、そして残心の構えを修得しておきましょう。三段の受審者については姿勢、構え、手の内はかなりの鍛錬のあとが見受けられました。今少し、理合のもと、打突の好機を逸することなく打ち切ることに心がけていただき、さらなる上達を望みます。 段位審査の付与基準は、初段は「剣道の基本を修得し、技倆良なる者」、二段は「剣道の基本を修得し、技倆良好なる者」となっております。剣道の在り方については「剣道理念」があり、次に「剣道修練の心構え」があります。そのはじめに「剣道を正しく真剣に学び」と示されています。この「剣道を正しく」が「基本の修得」ということにつながります。基本と言うのは、自他ともに剣道を安全に導き、健康で生涯にわたり親しんでいただくものでもあります。初・二段のうちに、剣道を生涯の友とするためにも剣道の基本の修練、修得に努力しましょう。形審査にあっては、各段位とも全員合格となりました。形稽古は剣道の大切な勉強です。次の段位を目指して日頃の稽古に取り入れるようにしていただきたいと思います。 審査委員長 遠山正宣 |