令和三年の年頭にあたって

     一般財団法人 新潟県剣道連盟

          会 長 浅 原 行 雄

明けましておめでとうございます。
会員各位におかれましては令和三年の新年をご健勝にお迎えの事とお慶び申し上げます。

コロナ禍の影響が少し緩むのでは無いかの思いも空しく昨年6月に収まり掛けた新型コロナウィルス感染症も再び増加に転じた影響で未だ思うように稽古の出来ない職域の方、或いは制約を受けている方も多い中、剣道、居合道共に昇段に向けた数少ない受審者講習会、審判講習会、そして昇段審査会と稽古が出来ない中、積極的に参加し挑戦して頂きまして洵に有り難う御座いました。各担当者の皆様に大変なご苦労をお掛けしました。
 令和二年の後半に入り漸く昇段審査会を上越市、新潟市、佐渡市、長岡市、新発田市の五会場で会員の熱い思いで実行出来た事、重ねて御礼申し上げます。本年2月28日(日)には令和二年度、最後の昇段審査会が新津会場で行います。数多くの剣士の挑戦を期待しています。

 剣道大会、開催に付きましては軒並み中止となる中、第29回新潟県中学校選抜剣道大会を11月29日(日)上越市の県立武道館【謙信公武道館】で行われました。剣友各位を始め少年少女が待ち望んだ大会が剣道の試合とは別な緊張感ある運営が盛会の内に終えられて感染症の影響も無かった事を心底より感謝しお礼申し上げます。

本年度の大会は1月9日(土)・10日(日)とBSN高等学校剣道選手権大会、1月17日(日)には延期となっていました新潟県選手権大会・全日本選手権大会予選会、そして2月28日(日)には上越市の県立武道館小学生強化錬成大会と続きます。今後もより一層の緊張を持った対応が求められますので宜しくお願い致します。

末筆になりましたが一年間、延期なった東京オリンピック、パラリンピックの年でもあります。新型コロナ感染症が治まり希望を膨らませる普通の生活に戻れるように祈念致しまして年頭の挨拶とさせて頂きます。