1. 会場:佐渡市両津総合体育館

受審概況

審査段位   初段〜弐段    受審者総数  14名 

合格率    100 %

初 段 受審者    7名 合格者    7名 不合格者     0名 合格率    100%
弐 段 受審者    7名 合格者    7名 不合格者     0名 合格率    100%

 昇段審査の実施結果及び寸評(佐渡)

 佐渡市剣道連盟のご協力によりコロナウイルス感染拡大予防ガイドラインに十分配慮し昇段審査を実施することができました。

 初段受審者については、剣道の基本を修習されており、動作も大変よかったです。二段受審者についても、剣道の基本を修得されおり、動作も良好でありました。初二段受審者に共通していることは、着装、礼法、気迫、間合、一足一刀の踏み込み足での打ち方(気剣体一致)、ムヤミに打つのではなく打突の好機での打ち、そして残心等も美しく爽やかに感じられるものでした。特に褒めたいことは、切り返しの引き出し方が良く、掛かる方も適格に行われ、正しく鍛錬し易いように修得されていました。その結果、実技は全員合格となりました。日本剣道形については、姿勢、目付け、五法の構えがきっちりとでき、刃筋も通り「横手」で合わせることもしっかりとできていました。剣道を正しく指導されている先生方の姿を想像させられました。したがって日本剣道形も全員合格でした。学科については、事前提出でありましたが、よく理解し、解答され全員合格でした。
 この度は初段受審者は7名、二段が7名の審査でした。幼少年剣士の減少や継続性がささやかれている中、日頃、幼少年剣士を大切にし、その育成に情熱を注ぎ指導していただいている先生方に対しまして心から感謝申し上げます。

 先般、三条市で講習会がありました。港からレンタカーに乗継ぎ、熱心に講習会を受講されている佐渡剣連の先生方を拝見しました。自己の剣道の修養に努め、能力を高めて、伝統ある佐渡の剣道発展に寄与せんとする指導者としての心得に対し、深甚から敬服いたしました。

 佐渡には沢山の世界の、国の、県の、そして郷土の宝があります。この度の14名の昇段少年剣士も剣道界の宝であります。先生方のさらなるご尽力をお願いいたします。
 コロナ禍も方向性が見えてきた気がします。両津港には観光客が大勢いて活気があふれていました。佐渡は良いところです。菊池会長、佐渡剣道連盟の先生方、ご協力ありがとうございました。

             審査委員長 遠山正宣