会場:両津総合体育館
受審概況
審査段位 初段〜参段 受審者総数 24名
合格率 91.6%
初 段 | 受審者 11名 | 合格者 11名 | 不合格者 0名 | 合格率 100% |
弐 段 | 受審者 8名 | 合格者 8名 | 不合格者 0名 | 合格率 100% |
参 段 | 受審者 5名 | 合格者 3名 | 不合格者 2名 | 合格率 60% |
【寸 評】
審査委員長 加藤 治
全剣連のガイドラインおよび佐渡市剣道連盟ガイドインに沿って、新コロナウイルス感染拡大予防に十分配慮し無事審査会を実施することができました。改めまして主管の佐渡市剣道連盟に感謝申し上げます。
初弐段ともに、剣道の基本動作が集約されている切り返しが、おおむね正しく行われており、その結果、全員合格となりました。また、目付け・姿勢がよく立会においても、打突の機会をとらえた打突が、随所に見られました。
参段につきましては、「基本を修錬し」となっています。切り返し・打ち込み・掛かり稽古を通して打突の冴え、強さも要求されます。そして、基本に裏付けされた対人技能が身についてきているかも審査の観点となります。不合格になりました受審者は、そこに不足がありました。
全剣連剣道試合・審判規則 第12条(有効打突)
「有効打突は、充実した気勢、適正な姿勢をもって、竹刀の打突部で打突部位を刃筋正しく打突し、残心あるものとする。」
基本動作を身に着け、一本一本の打突がこの要件を満たしているか、検証しながら稽古を積み上げることによって、さらに質の高い剣道となります。
また、「日本剣道形」・「木刀による基本技稽古法」で、特に礼法・所作事を確認してください。そして、それを確実に普段の竹刀剣道に取り入れてください。稽古の質がさらに高められます。益々のご精進を期待します。
最後になりますが、審査終了後開催されました稽古会に、審査員も含め熱心に稽古に取り組んでいただいたことに感謝と敬意を表します。