受審概況
剣道昇段審査会 受審状況 新津 (2021/02/28)
会場:新津武道館
受審概況
審査段位 初段〜参段 受審者総数 155名
合格率 83.8%
初 段 | 受審者 88名 | 合格者 81名 | 不合格者 7名 | 合格率 92.0% |
弐 段 | 受審者 49名 | 合格者 40名 | 不合格者 9名 | 合格率 81.6% |
参 段 | 受審者 18名 | 合格者 9名 | 不合格者 9名 | 合格率 50.0% |
【寸 評】
まさに青天、雲一つ無く見渡す山々も美しく、審査には絶好日となりました。主管連盟の「審査実施にあたっての新型コロナウイルス感染症拡大予防ガイドライン」に沿い、係員の誘導、受審者の協力のもとで初段から三段までの審査を実施しました。
実技について(これからの受検課題として)「切り返し」は、正面打ちと連続左右面打ちを組み合わせた基本動作です。「構え(姿勢)」「打ち(刃筋や手の内の作用)」「足捌き」「間合の取り方」「呼吸法」さらに強靭な体力を養い「気剣体一致」の打突の習得をもとめています。方法は中段の構えから大きく振りかぶって正面を打ち、中段に復することなく頭上で直ちに手を返し、「送り足」で前進・後退の足捌きを伴いながら、交互に連続して刃筋正しく相手の左面・右面を打ち、打ち終わった段階で中段に復し正しく間合を取り、直ちに振りかぶって正面を打つ。これを2回を行い最後に正面打って残心をとります。切り返しの最初と最後の正面打ちは「一足一刀の間合」から一拍子で打てるようにしましょう。「切り返し」は最も基本となる相対的動作です。
習得するには次の点についても留意してください。動作を大きく、ゆっくり正確に鍛錬して行きましょう。肩の余分な力を抜いて柔軟に左右均等の打ちになるように。動作は送り足で、後退は歩み足にならないようにします。息継ぎは、正面を打ち相手に接近したところで息を吸い、左右面を打ち終わって間合を取り、正面を打った時点で息を継ぎ残心を示しながら相手の攻撃に即応できるようにします。ここで気をつけなければならないのが頭、腰、膝などで調子をとって体の上下運動を大きくしないようにしましょう。
稽古を重ね、旺盛な気迫を示し息の続く限り一息で体勢を崩すことなく行えるようにしましょう。今回、切り返しのやり直しをしていた受審者がおりました。注意しましょう。剣道形については概ね良好でしたが、日頃の稽古に「日本剣道形」「木刀による剣道基本技稽古法」をとりいれてほしいものです。学科については再提出者がおりました。剣道を正しく深く理解してもらうための学科であります。日頃から指導者のお話を理解したりして勉強しておきましょう。
安全に審査を受検するために一言付け加えさせていただきます。今回の審査において「切り返し」「立ち合い」中に転倒する受検者が数人おりました。足捌き、身捌き、竹刀の操法、感覚などが身についていないのではないかと考えられます。十分鍛錬して受検に臨みましょう。今回の寸評は審査の重要な「切り返し」について全剣連「剣道講習会資料」から抜粋しました。
最後になりましたが今審査の主管連盟の柳新津剣道連盟会長はじめ会員の皆様の尽力に感謝いたし、お礼を申し上げます。
新津昇段審査会 審査委員長 遠山 正宣
【合格者】剣道四・五段審査 新発田 (2020/12/20)
会場:新発田市カルチャーセンター
受審概況
審査段位 初段〜五段 受審者総数 127名
合格率 77.1%
初 段 | 受審者 60名 | 合格者 57名 | 不合格者 3名 | 合格率 95.0% |
弐 段 | 受審者 30名 | 合格者 28名 | 不合格者 2名 | 合格率 93.3% |
参 段 | 受審者 15名 | 合格者 8名 | 不合格者 7名 | 合格率 53.3% |
四 段 | 受審者 10名 | 合格者 4名 | 不合格者 6名 | 合格率 40.0% |
五 段 | 受審者 12名 | 合格者 1名 | 不合格者 11名 | 合格率 8.3% |
五段 合格者
井部 友博 | (25) | 上越市剣道連盟 |
四段 合格者
吉田 龍市 | (20) | 三島剣道連盟 |
加藤 篤輝 | (25) | 新発田市剣道連盟 |
茨城 譲 | (37) | 佐渡市剣道連盟 |
清野 敏弘 | (45) | 中之島剣道会 |
【寸 評】
昇段審査会寸評(新発田会場) 審査委員長 加藤 治
12/17新型コロナウイルス感染拡大に関し、県より警報が発令されましたが、公共施設の使用禁止に及びませんでしたので、全剣連のガイドラインおよび新発田市スポーツ協会ガイドインに沿って、予防に十分配慮し審査会を実施致しました。
改めまして、主管の新発田市剣道連盟および受審者のご協力に感謝申し上げます。
今回も、午前(一審査場):初・弐段、午後(一審査場):参・四・五段の入れ替えで実施致しました。
実技審査におきましては、初段で三名、弐段で二名の不合格者が出ました。正しい切り返しによる基本に則した打突ができていないため、機会をとらえた踏込み打突が身についていないことが大きな要因となっています。切り返しを実施するうえで、特に元立ちは、下記の点にご留意いただき、日々の切り返しを正しく、尚且つ練度に合わせて激しく行わせてください。
① 元立ちは、気を充実させて気を合わせ、大きな掛け声を掛けて相手を引き立てるようにさせる。
② 機を見て剣先を右に開いて正面を打たせる。最初から面を開けない。2回目以降も、お互い中段の構えから機をみて打突させる。
③ 最初と最後の正面打ちは、「一足一刀の間合」から正しく一拍子で打たせる。歩み足にならない。
④ 左拳は、頭上まで振りかぶり、常に正中線上を移動させる。
⑤ 連続左右面打ちは、「歩み足」で受ける。竹刀を垂直にし、左拳の位置はほぼ腰の高さ、右拳の位置は、ほぼ胸の高さにし、竹刀の打突部で正確に打突部位を打たせる。
⑥ 息の継ぎ方は、次の正面まで一息で行わせる。途中で「ヤー」の掛声を入れさせない。
➆ 習熟の程度に応じて、「引き込む受け方」や「打ち落とす受け方」を適宜用いて、技能の向上を図る。
また、参段は切り返し・打ち込み稽古により獲得された手の内の冴え・打突の鋭さが身についていなければ、機会をとらえた的確な打突ができません。基本を身に着けることは、指導者の責任と考えます。師弟同行、指導者の責任においてしっかりとした土台作りをお願い致します。
なお、「正しい着装と礼法」も審査の着眼点となっています。面ひもの結束の位置が上過ぎたり、下過ぎたりしている受審者が見受けられました。「物見(通常、横鉄の六本目と七本目の間)」の反対側の位置で結束してください。安全面からも励行してください。
四・五段は、「基本と応用を修熟し・錬熟し」ということで、いわゆる理合に則った技が出せているかです。立会では、「後の先」を狙うのではなく、「先の気位」で相手と対処し、正中線を支配し(中墨を取り)、触刃から交刃の間合に入り、相手の「心」と「体」と「術(技・動作)」の変わり際に起こる「きざし」を捉えて技を施すか、相手の仕掛けてきた技に適切な応じ技を施しているかが評価の分かれ道です。「先々の先」を捉える稽古を積み重ねてください。
残念ながら今回も、形で2名(弐段1名・五段1名)の方が不合格となりました。
四・五段は、指導者としての責務が要求されます。「刀法の原理」「攻防の理合」「作法の規範」を全剣連「日本剣道形解説書」・「剣道講習会資料」を読み込んで、日本剣道形を稽古の一環として取り入れていただきたいと願います。
基本は「木刀による基本技稽古法」で、理合は「日本剣道形」を通して学んでいただき正しく強い剣道を身に着けていただきたいと願っています。今後の更なるご精進を期待しています。
剣道昇段審査会 受審状況 佐渡 (2020/11/01)
会場:両津総合体育館
受審概況
審査段位 初段〜参段 受審者総数 24名
合格率 91.6%
初 段 | 受審者 11名 | 合格者 11名 | 不合格者 0名 | 合格率 100% |
弐 段 | 受審者 8名 | 合格者 8名 | 不合格者 0名 | 合格率 100% |
参 段 | 受審者 5名 | 合格者 3名 | 不合格者 2名 | 合格率 60% |
【寸 評】
審査委員長 加藤 治
全剣連のガイドラインおよび佐渡市剣道連盟ガイドインに沿って、新コロナウイルス感染拡大予防に十分配慮し無事審査会を実施することができました。改めまして主管の佐渡市剣道連盟に感謝申し上げます。
初弐段ともに、剣道の基本動作が集約されている切り返しが、おおむね正しく行われており、その結果、全員合格となりました。また、目付け・姿勢がよく立会においても、打突の機会をとらえた打突が、随所に見られました。
参段につきましては、「基本を修錬し」となっています。切り返し・打ち込み・掛かり稽古を通して打突の冴え、強さも要求されます。そして、基本に裏付けされた対人技能が身についてきているかも審査の観点となります。不合格になりました受審者は、そこに不足がありました。
全剣連剣道試合・審判規則 第12条(有効打突)
「有効打突は、充実した気勢、適正な姿勢をもって、竹刀の打突部で打突部位を刃筋正しく打突し、残心あるものとする。」
基本動作を身に着け、一本一本の打突がこの要件を満たしているか、検証しながら稽古を積み上げることによって、さらに質の高い剣道となります。
また、「日本剣道形」・「木刀による基本技稽古法」で、特に礼法・所作事を確認してください。そして、それを確実に普段の竹刀剣道に取り入れてください。稽古の質がさらに高められます。益々のご精進を期待します。
最後になりますが、審査終了後開催されました稽古会に、審査員も含め熱心に稽古に取り組んでいただいたことに感謝と敬意を表します。
【合格者】剣道四・五段審査 上越 (2020/08/23)
会場:謙信公武道館
受審概況
審査段位 初段〜五段 受審者総数 182名
合格率 72.5%
初段 | 受審者 88名 | 合格者 76名 | 不合格者 12名 | 合格率 86% |
弐段 | 受審者 60名 | 合格者 48名 | 不合格者 12名 | 合格率 80% |
参段 | 受審者 27名 | 合格者 6名 | 不合格者 21名 | 合格率 22% |
四段 | 受審者 3名 | 合格者 2名 | 不合格者 1名 | 合格率 67% |
五段 | 受審者 4名 | 合格者 0名 | 不合格者 4名 | 合格率 0% |
四段合格者 菊田 和夢 20歳 (佐渡市剣道連盟)
廣田 祐一 50歳 (上越市剣道連盟)
【寸 評】
新コロナウイルス感染症拡大予防により、延期しておりました昇段審査会を全剣連のガイドラインおよび上越市剣道連盟ガイドインに沿って、謙信公武道館にて開催致しました。
主管の上越市剣道連盟の行届いた運営により、令和2年度新剣連初行事を無事実施できましたことに改めて感謝申し上げます。
当日は、全館空調25度設定および大道場での審査のため、熱中症および密になることもなく、受審者も快適に受審することができました。また、密集を避け初・弐段と参・四・五段の受付時間をずらし、実施致しました。
初・弐・参段につきましては、「基本を修習・修得・修錬し」となっておりその観点から、正しい切り返しが身についているかが最低限の条件です。「切り返し」は、剣道の基本動作の総合的な稽古法で、初心者も熟練者も欠かすことのできない大切な稽古法です。今回初段で不合格となった人は、まず正しい切り返しを身につけてください。
さらに弐段・参段につきましては基本に裏付けされた対人技能が身についてきているかも審査の観点となります。
四・五段は、「基本と応用を修熟し・錬熟し」ということで、「守(基本)・破(応用)・離(創造)」の「破」の段階です。基本を身に着け、更に修錬を加えた上での対人技能・応用技能が身についているかが評価の対象となります。いわゆる理合に則った技が出せているかです。そこに日本剣道形を学ぶことの重要性が出てきます。
残念ながら今回、形で8名(弐段4名・参段2名・四段1名・五段1名)の方が不合格となりました。現段階では、対人稽古において面マスク着用が必須です。今だからこそ、日本剣道形を稽古の一環として取り入れていただきたいと願います。ご自身の今までの剣道の変化に気づくことでしょう。
基本は「木刀による基本技稽古法」で、理合は「日本剣道形」を通して学んでいただき正しく強い剣道を身に着けていただきたいと願っています。今後の更なるご精進を期待しています。
なお、今回初段において学科試験再提出者が出ております。指導者の責任においてご指導をお願い致します。
審査委員長 加藤 治
剣道昇段審査会 受審概況 新津 (2020/02/23)
会場:新津武道館
受審概況
審査段位 初段〜参段 受審者総数 139名
合格率 83.4%
初段 | 受審者 63名 | 合格者 58名 | 不合格者 5名 | 合格率 92.0% |
弐段 | 受審者 44名 | 合格者 40名 | 不合格者 4名 | 合格率 90.9% |
参段 | 受審者 32名 | 合格者 18名 | 不合格者 14名 | 合格率 56.2% |
【寸 評】
本年度、最後の審査会でありました。荒天のなかにもかかわらず、大勢の方に受検していただきました。柳新津剣道連盟会長の挨拶の後、審査は粛々と進行し、無事終了することができました。
・実技についてであります。
切り返しは概ね良好ではありましたが、一部の受験者の中には正しい切り返しのやり方を知らないのではと思われるような受験者がいました。剣道の基本的動作の総合的な稽古法である切り返しを正しく正確に行えるようにしましょう(財団法人全日本剣道連盟編「剣道指導要領」第11節『切り返し』を参照)。
「始め」の場合の蹲踞のときに竹刀を床と水平に抜く受検者がいました。正しい蹲踞の仕方を日頃ご指導いただいている先生方に教わっておきましょう。「終わり」の場合は、蹲踞のまま竹刀を収めてから立ち上がります。剣道は相手方と礼法の所作を合わせることがとても大切な要素になっています。礼を失することなく、正しく行いましょう。気剣体一致の打突は必修です。三段受検者にあっては、ただ打ち急ぐことなく、理合に沿った、攻めから「出ばな」などの好機を鍛錬されてはいかがでしょうか。
・日本剣道形について
二段で不合格者がありました。日頃の稽古と並行に、剣道形の鍛錬を取り入れていただければ、剣道も充実したものになると思います。
・学科試験について
事前記載方式でありましたが。1名の受験生については、書き直しをしていただきました。剣道の良さ、楽しさを理解するためにも勉強してほしいと思います。
最後になりましたが、新津剣道連盟の先生方には、細部にわたりご協力いただき無事審査を終了することができました。この場をお借りして厚くお礼を申し上げます。ありがとうございました。
審査委員長 遠山正宣
剣道昇段審査会 受審概況 三条 (2019/11/04)
会場:三条市福祉会館
審査段位 初段〜参段 受審者総数 52名
合格率 90.3%
受審概況
初 段 | 受審者 33名 | 合格者 32名 | 不合格者 1名 | 合格率 96.9% |
弐 段 | 受審者 8名 | 合格者 8名 | 不合格者 0名 | 合格率 100.0% |
参 段 | 受審者 11名 | 合格者 7名 | 不合格者 4名 | 合格率 63.6% |
三段 剣道形不合格 1名
剣道昇段審査会 受審概況 佐渡 (2019/11/03)
会 場:両津総合体育館
審査段位 初段〜参段 受審者総数 13名
合格率 100.0%
受審概況
初 段 | 受審者 8名 | 合格者 8名 | 不合格者 0名 | 合格率 100.0% |
弐 段 | 受審者 4名 | 合格者 4名 | 不合格者 0名 | 合格率 100.0% |
参 段 | 受審者 1名 | 合格者 1名 | 不合格者 0名 | 合格率 100.0% |
【寸 評】
寸評につきましては、講習会の講評と共に、「お知らせ・各種ご案内」に掲載しておりますので併せてご覧ください。
剣道昇段審査会 受審概況 警察 (2019/09/08)
会場:新潟県警察学校体育館
審査段位 初段〜参段 受審者総数 64名 合格者数 61名
合格率 95.3%
受審概況
初 段 | 受審者 27名 | 合格者 27名 | 不合格者 0名 | 合格率 100.0% |
弐 段 | 受審者 30名 | 合格者 30名 | 不合格者 0名 | 合格率 100.0% |
参 段 | 受審者 7名 | 合格者 4名 | 不合格者 3名 | 合格率 57.1% |
【寸 評】
三段は、打突の機会と気剣体の一致が大切です。打ち切る剣道をして下さい。
形の重要性を認識してください。心は形です。姿、形、姿勢これが剣道。理合を剣道形で学ぶ、二本目の小手打ちは、抜けきって打つこと。八相・脇構え、どうしてこの構えなのか、狭い場所で戦う場合を想定し、相手に見えないようにする技、理合を学んで下さい。
剣道昇段審査会 受審概況 新潟 (2019/08/12)
会場:新潟鳥屋野総合体育館
審査段位 初段〜参段 受審者総数 238名 合格者数216名
合格率 90.7%
受審概況
初 段 | 受審者 115名 | 合格者 114名 | 不合格者 1名 | 合格率 99.1% |
弐 段 | 受審者 101名 | 合格者 97名 | 不合格者 4名 | 合格率 96.0% |
参 段 | 受審者 20名 | 合格者 5名 | 不合格者 15名 | 合格率 25.0% |
【寸 評】
受審者多数で2会場で行いました。熱気と暑さで会場はむせかえっておりましたが、それにもかかわらず観覧席で見守って下さった大勢のご家族の皆様に感謝申し上げます。
▷ 実技について
切り返しは概ね良好でした。講習会があったとのことで鍛錬のあとが見受けられました。しかし、一部の受審者の中には切り返しのやり方を知らないのでは?と思わせる方もいました。剣道の基本的な動作の総合的な稽古法である切り返しを正しく正確に行うようにしましょう。
蹲踞や立合いの時、開始線から足が出ている人がいました。注意しましょう。気剣体一致の打突は必修です。
▷日本剣道形について
各段で不合格者がありました。足さばきが間違っていたりしました。間違いが多かったのは一本目の形でした。最初の上段の構えが右上段と左上段が逆に構えていたり、残心に移行するところを失念した受審者がいました。剣道形を習得して稽古に活かしていただければと願っております。
▷学科試験について
事前記載方式でありましたが、1名の受審者におきましては、書き直しをしていただきました。
新潟市剣道連盟の先生方には猛暑のさなか、大勢の受験生を誘導していただき、無事審査を終了することができました。この場をお借りして厚くお礼を申し上げます。ありがとうございました。
剣道昇段審査会 受審概況 三島 (2019/08/11)
会場:長岡市和島体育館
審査段位 初段〜参段 受審者総数 93名 合格者数 82名
合格率 88.1%
受審概況
初 段 | 受審者 48名 | 合格者 46名 | 不合格者 2名 | 合格率 96% |
弐 段 | 受審者 32名 | 合格者 28名 | 不合格者 4名 | 合格率 88% |
参 段 | 受審者 13名 | 合格者 8名 | 不合格者 5名 | 合格率 62% |
外の猛暑にも拘らず、主管三島剣道連盟のご配慮により支障なく審査が行われました。その中、受審者は気力の充実した実技を披露していただきました。
初・弐・参段につきましては、「基本を修習・修得・修錬し」となっておりその観点から、正しい切り返しが身についているかが最低限の条件です。それを通して「一足一刀の間合での継ぎ足なしの一拍子打ち」・「鋭い踏み込み打突」が可能となります。
残念ながら初・弐段で不合格となった方は、正しい切り返しが身についていないために、打突の機会を的確にとらえられず、鋭い打突ができず及第点に至りませんでした。稽古時に必ずやる切り返しです。正しく、練りこんでください。
参段につきましては、基本に裏付けされた対人技能が身についてきているかが加味されます。いわゆる理合に則った技が出せているかです。そこに日本剣道形を学ぶことの重要性が出てきます。なお、今回、形で1名(二段)の方が不合格となりました。
基本は「木刀による基本技稽古法」で、理合は「日本剣道形」を通して学ぶとともに知識においては(学科試験)、全剣連発行「剣道講習会資料」「剣道指導要領」「称号段級位審査規則・細則」「剣道試合・審判規則」「剣道試合・審判・運営要領の手引き」等を活用し、正しく強い剣道を身に着けていただきたいと願っています。今後の更なるご精進を期待しています。
審査委員長 加藤 治